高齢者の家庭内事故
家庭内事故の危険性
「自分の住まいで事故なんて起こるはずがない・・・」
こんなふうに安心してしまっている人は意外と多いのではないでしょうか。しかし、家の中には傾斜のきつい階段・気づきにくい段差など、様々な危険な箇所があります。また、このようなちょっとした危険でも、体が衰えたお年寄りなどには、生死を左右するほどの脅威となる場合があります。このような事故を未然に防ぐために、階段に手すりをつけたり、床の段差をなくすなどの介護リフォームを行いましょう。
下記の表は1999年に家庭内で起きた事故の「発生場所・件数・事故内容」をまとめたものです。このように、普段私たちが暮らす家庭内でも、年間にこれだけの事故が起こっているのです。
| 場所 | 件数 | 内容 |
|---|---|---|
| 階段 | 3013件 | 滑る、踏み外す |
| 浴室 | 1313件 | 滑る、ぶつかる、器具の誤作動 |
| 床・畳・敷居 | 908件 | 滑る、つまずく、よろめく |
| 玄関 | 337件 | つまずく、滑る、踏み外す |
(国民生活センター危害情報システム調査)
人間は、加齢により体力が落ちるとちょっとした段差などに足をとられ転倒する危険性があります。若いうちは問題なくても、自分の将来を考えるのであれば不安です。そんな「誰もが安心して暮らせる住宅」を望む声からバリアフリー住宅は生まれました。
- 【バリアフリー住宅】
- バリアフリー住宅は、室内から段差をなくしたり、手すりを設置することなどで体力の衰えた人も安全で快適に暮らせるようにした住宅です。現状の住まいがどうなっているか正確に把握し、将来的に生活する上で不都合なところや危ないと思ったところを改善していくのです。
家庭内事故を防ぐための介護リフォーム
浴室
トラブル:脱衣所と浴室の温度差により貧血を起こし浴槽で溺れる。
解決方法:浴室と脱衣所の両方に暖房機をつけることで、温度差がなくなります。
トラブル:湿った浴室の床や浴槽の底で滑って転倒する。
解決方法:洗い場や浴槽の底を、ザラザラした素材に変更して滑りにくくする。
また、浴槽周辺に手すりをつけておくことで転倒抑止に繋がります。
トラブル:足が不自由な方が湯船に入りにくい。
解決方法:浴槽のヘリを低くすることで足が不自由な方も入浴しやすくなります。
廊下・階段
トラブル:廊下・階段がすべりやすく転倒の危険がある。
解決方法:廊下・階段に滑りにくい素材を使う。
床全体
トラブル:靴下で歩くと滑りやすく転倒の危険性がある。
解決方法:滑り止めワックスを塗る。
庭・玄関
トラブル:庭や玄関に段差があって危ない。
解決方法:庭や玄関に段差があり、スロープを作るスペースがない場合は
段差解消機を設置して段差をなくしましょう。
キッチン
トラブル:火力の強いハイカロリーバーナー等を使っている場合、ふらつきを起こすと危ない。
解決方法:出火を起こした時に備えて小型の消火器を用意しておく。
または、安全なIHクッキングヒーターに交換する。



